2012. 5. 4 土日、祝日はミュージアムロード無料巡回バスがご利用いただけます。
2012. 4.24 本日より、新収蔵品展「−唐代の詩と多重都市の協演−山辰雄・西村元三朗」と小企画展「兵庫ゆかりの具体美術協会の人たち」を開催いたします。
2012. 3.18 「受贈記念・没後30年 人間をデッサンしつづけた 網谷義郎」展は本日終了いたしました。多数ご来館いただき誠にありがとうございました。
2012. 3.17 5月20日(日)に新収蔵品展に寄せた佐野えり子ピアノコンサート<音の情景>ドビュッシーの描いた光、水、風を開催いたします。

『黒き髪の女』(1924年)
安井曽太郎(1888−1955年)
ヴォリュームを極度に強調した『黒き髪の女』は、関東大震災(1923年)の翌年の第11回二科展に出品された作品です。ヨーロッパ留学を経て帰国してからの安井は、使い辛い国産の油絵材料で、日本の風景や人物を描くことに苦労しています。誠実な人柄の安井は、自分自身の画風を確立するために、この時期絶えず作画上の模索に明け暮れています。 後日談で安井は「その頃毎月とっていたフランスの美術雑誌<ラムール・ド・ラール>によく載せられていたドランの単化された画面を見て、ドランの絵が好きになった」と述べています。何れにしても、色数を制限し、形体的にも単純化した表現のなかに対象の実感をよくとらえるなど、ようやくスランプを脱却しかける契機となった作品のなかの一点です。
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